タリアテッレは、イタリア中北部エミリア・ロマーニャ州ボローニャで生まれました。
タリオリーニと同様、イタリア語のタリアーレTAGLIARE(切る)が語源です。
厚さ1mm、幅6~8mmの平打ちロングパスタで、シコシコとした歯ごたえが特長です。
周囲には似た形状で名前の違うパスタがあります。
乾麺のリングイネ LINGUINE は、LINGUA(舌)が語源、リグーリア州のバヴェッテ BAVETTEは、(小さなよだれ)が語源、トルネッテTRENETTEは、(小列)が語源。南部のフィトゥチーネ(=フェットチーネ) FETTUCCINE は、FETTA(薄切り、薄片)が語源。
タリアテッレの代表的な料理といれば、タリアテッレ・ボロニェーゼ TAGLIATELLTE ALLA BOLOGNESE があります。
日本人にも慣れ親しんだボローニャ風ミートソースです。
エミリア・ロマーニャ州は、ポー河沿岸の平野で、酪農、畜産が盛んで、食肉加工品や乳製品の生産量も多く、また北イタリアの中でトマトの生産量も多いことから、このようなソースが生まれたことがわかります。
トスカーナ州に隣接した丘陵地帯や山間部では、木の子や野草も豊富で、ポルチーニ茸のタリアテッレなども知られています。
当店もゴルゴンゾーラチーズのクリームソースのタリアテッレは、たくさんのお客様に好んでいただける人気メニューです。